動物病院のホームページを運営する際、特に注意しなければならないのが「医療広告ガイドライン」や「獣医療法」に伴う広告規制です。
集客のために魅力的なフレーズを使いたくなりますが、根拠のない比較表現や誇大広告は罰則の対象となる可能性があります。

※使用NG・注意が必要な表現
「世界一」「地域No.1」「業界トップクラス」などの最高位表現
第三者機関による客観的な調査データや明確な根拠(いつ、誰が、どう調査したか)を併記できない場合、使用できません。「地域1番の安心感」といった主観的な表現も、誇大広告とみなされるリスクが高いです。
「絶対治る」「100%成功する」などの確実性を強調する表現
医療において確実性を約束することは不可能です。飼い主の過度な期待を煽る表現は固く禁止されています。
「〇〇市で唯一の最新設備を完備」などの比較・限定表現
他院と比較して自院が優れていると示す「比較優良広告」は禁止されています。事実であっても、客観的な証明が困難な場合は記載できません。
Webサイトで違反した場合の罰則リスク
獣医療法や医療広告ガイドラインに違反した場合、行政からの是正勧告や指導の対象となります。悪質なケースでは、罰金や開設許可の取り消し、名称公表などの厳罰が科される可能性もあります。また、行政処分を受けなくても、虚偽・誇大広告が発覚することで飼い主からの信頼を失い、病院の評判が著しく低下するリスクがあります。
適切な表現に言い換えるポイント
曖昧なNo.1表現を避ける代わりに、具体的事実や客観的な数値を記載しましょう。
NG:地域No.1の症例数を誇る動物病院です。
OK:2025年度の年間手術実績:〇〇件(※自院調べ)
NG: 最新の最高峰設備でどんな病気も見逃しません。
OK: 〇〇(設備名)を導入し、精密な画像診断に対応しています。
客観的根拠(エビデンス)を示せない誇大・比較表現は避け、誠実で具体的な情報を発信することが、結果として飼い主からの確固たる信頼につながります。
この記事を書いた人
寺岡 カズアキ
ふわもふ Animal Clinic 制作責任者 / 動物病院向けWebディレクター

【プロフィール・専門領域】
動物病院・ペット関連事業の制作実績に強みを持つWebディレクターおよびマーケティングコンサルタント。全国の動物病院様を対象に、新規開院時のWeb立ち上げから、既存サイトのリニューアル、院内業務(WEB予約・SNS運用管理)の効率化導線設計までをトータルでサポート。
【実績・強み】
これまで多数の動物病院のWebサイト制作・リニューアルに携わり、「新患問い合わせ数拡大」「愛玩動物看護師の人材採用」などの成果を創出。単なるデザイン制作にとどまらず、獣医療法の広告ガイドラインに準拠したコンプライアンス設計や、飼い主目線に立ったスマホUI/UXの最適化に強みを持つ。
■ 運営会社:ふわもふ Animal Clinic 事業部(有限会社Wish)
■ 詳しい制作実績・運営会社情報はこちら:https://animalclinic-homepage.com/
2026年 8月 21日 | カテゴリー: NEWS
